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ソーラーストーン - ..--- (2)

ソーラーストーン - ..--- (2)

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2017年初頭、ソーラーストーンのアルバム「. - - - -」がリリースされた。単体作品として高く評価されたものの、その最終的な目的は(そして今も)未だに完全には明らかにされていない。ダッシュが1つ減り、モールス信号が1つ増えた今、来月には1枚のアルバムが2枚になり、同時にアルバムの最終目的を示唆する重要な手がかりも加わった。

ショッキングピンクからブルーへ。では、アルバム間で何が変わり、何が維持されているのだろうか? 一つ変わらないのは、『2』が再び8つの楽曲で構成され、インストゥルメンタルとボーカルが交互に登場する点だ。優れた音楽シリーズに共通するように、一貫性とバランスが鍵となる。全体的な雰囲気に関して言えば、『2』は『1』とシームレスに繋がっている。実際、この側面はさらに深みを増している。Solarstoneの幅広いカノンから様々な要素が取り入れられ、トラックアークが継続され、オープンシングルループが解消されている。

真のアーティストであるリッチは、自身の音楽文化の核となる要素をしっかりと守りつつ、アルバムを通して様々な面で進化を遂げている。そしてもちろん、リスナーを驚かせ、不意を突く能力も、その一つだ。様々な時代、影響、そして音楽以外の分野から、様々なテーマが織り込まれている。それぞれが、アルバム全体に、それぞれ異なる存在感で織り込まれている。中にはトーテムのようにそびえ立つものもあれば、時を経て初めて明らかになるものもある。しかし、それぞれが、今やアルバムの世界観を垣間見せる、ささやかなヒントを与えてくれる。音色的にも、本作はリッチが「ソーラーストーンのクラブナイトの後半」と呼ぶ領域へと突き進んでいる。テンポが加速し、プログレッシブ・トランスの要素が衰える一方で、ボーカル、音楽、そしてスピリチュアルな高揚感が溢れ出す。

アルバムは「Midsummer Nights」の約束で幕を開ける。約8分に及ぶ、漂うようなピアノの音色、豊かに脈打つベース、そして内省的なギターが、アルバムを鮮やかに始動させる。2曲目の「Shards」では、音楽、歌詞、そしてボーカルにおいて、リッチは内省的な旋律を奏でる。クラシカルな楽器演奏をバックに、彼は心の奥底へと迫っていく。愛と贖罪をテーマにしたこの曲は、彼の世代の誰もがかつてないほどパーソナルな作品となっている。

2012年のアルバム『Pure』に収録されている「Please」は、Solarstoneの複数のパートからなる楽曲群の一つとして、常に注目されてきた。「明るい未来」を予感させるような感覚、率直なテンポ、そして戦略的でありながらも本質的な転調によって突き動かされたこの曲は、Richの亡き父への最後のトリビュートとして作曲された。Handelの「Largo」――二人ともこの曲に深い共感を抱いていた――を大まかに基にした「Thank You」は、6年前の作品の感情と高揚感をすべて保持している。Thea Rileyは「I Want You Here」で、繊細な歌詞と情熱的で毅然とした歌い方の間で、綱渡りのようなバランスを保っている。Richは感情を前面に押し出し、スタジオワークを通してこの曲のあらゆる展開を音楽的に表現している。アルバムが第2フェーズへと移行するにつれ、Solarstoneの新たな作品に続編が登場する。 『Shield』の再来とも言える『(Pt II)』で、リッチは再びストリングス・セクションに深く入り込んでいる。アコースティックギターと他の弦楽器との無限の均衡を見出し、最初は映画的なイントロから、後半はFXを駆使したトランスへと展開していく。ジョナサン・メンデルソーンは、エレクトロニック・ミュージック界隈でヴォーカル入りの楽曲を数多​​く手掛けてきたが、その歴史はソーラーストーンのプロデュースに匹敵するほど長い。『This Is Where It Starts』では、二人が共演し、瞬時に記憶に残る、まさに「もう一曲」…アンセム候補と言えるトラックを生み出した。

アルバムの中で「最も壮大」と称される曲はただ一つ、「Motif」だけだ。力強いリフ、大胆なテンポとベースが、5分間にわたって途切れることなく構築され、クラバーを息を呑ませ、フロアを揺らすドロップを届ける。驚くべきことに、アルバムの締めくくりとなるこの曲は、20年もの間制作開発が続けられてきた。太陽周期の何倍も前に誕生した「Without You」は、彼自身も記憶できないほどの研ぎ澄まされた改良と洗練を経てきた。しかし、決定的な転換点はメレディス・コールの歌声にあった。ソーラーストーンのブレイクに支えられた、類まれな力作の歌声は、その美しさの中にも、胸が締め付けられるような痛みを孕んでいる。

トラックリスト:

01. 真夏の夜
02. 破片
03. ありがとう
04. あなたをここに呼びたい
05. シールド PT. II
06. これが始まりだ(ジョナサン・メンデルソーンと)
07. モチーフ
08. ウィズアウト・ユー(メレディス・コールと共演)

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