ローランド - 以前もここに来たことがある
ローランド - 以前もここに来たことがある
Progressive House
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ローランドの音楽制作における最大の解放感と喜びの一つは(本人も説明しているように)、まさにそれだ…「音楽そのものが自由でありたいと願っている。だから、このアルバムで切迫感やプレッシャーを感じたことは一度もない。『We've Been Here Before』は、無理強いしたり押し付けたりせずに、自然に生まれるのが一番いいとずっと思っていたんだ。」
控えめな表現の達人とも言えるこのコレクションは、何らかの形で何年もかけて制作されてきた。アルバムのインストゥルメンタル面では、「Blackbird」、「Stains」、そしてタイトルトラックといった曲が、クラブミュージックらしさを前面に押し出している。それぞれが力強く、躍動的で、明確な意図を持ち、ダークなエーテルと嵐が迫りくるドラムは、幻想的で、言うまでもなくディストピア的なイメージを呼び起こす。
「Fusions」とアルバムの先鋭シングル「The Other Side」(DJ Magは8/10のレビューで「挑発、感情、そして前面に溢れている」と評している)は、アルバムに男性ボーカルを招き入れている。一方、女性ボーカルでは、MARiANNAが鮮やかに紡ぎ出されドラマチックな「Infinite Loudness」で早々に衝撃を与える。しかしながら、「We've Been Here Before」で最も際立ったシルエットを描き出しているのは、北欧を想起させるYlonaの歌声だ。13人の強力なメンバーのうち5人に声と歌声を届ける彼女は、絶対的な音域と柔軟性を披露している。 「Each Other」の静かな嵐であれ、「Machines Have Hearts」のような80年代シンセポップであれ、「Forever For A While」のようなネオバラードであれ、「Frozen Butterflies」や「Sand On My Skin」の力強い高揚感であれ、彼女のミューズのような効果は常に印象深い。
それぞれが肖像画であり、ギャラリーでもあるLowlandは、オーディオアート作品を調和させ、個々のトラックの個性と溶岩のような流れを併せ持つLPにまとめ上げました。銀河系のスケールと感覚を持つ『We've Been Here Before』は、アルバムの現状と倦怠感から脱却したい音楽愛好家にとって、晩夏から初秋にかけてのマストハブアルバムです。
トラックリスト:
01. アプローチ
02. インフィニット・ラウドネス(with MARiANNE)
03. 向こう側
04. ブラックバード
05. 機械にも心がある(イローナと)
06. 以前もここに来たことがある
07. 凍った蝶々(イローナと)
08. シミ
09. フュージョン
10. 高く輝く建物 I-III
11. 永遠に(イローナと)
12. サンド・オン・マイ・スキン(イローナと)
13. お互い(イロナと)
